巻爪にならないために

巻爪とは正確にどのようなことを指すのか分からない人が多いのではないでしょうか。
巻爪とは一般的に足の爪に多く爪の両端が内側に巻き込んでいることを言います。巻爪になるとその部分が痛みだし、歩くときでさえ痛みを伴うことから、きちんとした歩き方が出来なくなります。
巻爪はなぜなるのか
主に爪切りを使った際に深爪になってしまったことが要因の一つです。深爪になると、歩行の際に足の指に重心がかかる為、爪の皮膚が盛り上がってきます。このことにより、爪がきちんと伸びることが出来なくなり爪が巻き始め、巻爪になります。また爪の両端の切り方がキレイに切れていないと、 内側に爪が巻いてしまう状態になり、これも巻き爪を引き起こす原因となります。更に、痛みを伴う深爪になると様々な病気も併発します。
生活の中で歩くことは無意識に行っていますが、歩き方で深爪になることもあります。膝が内側に入っているような内また歩き方なども、親指に圧力がかかるため巻爪になる確率が高くなります。また足の指に力が入ってないような時でも巻爪になります( 病気で寝たきりの人など )。逆につま先を外側に向けて歩く人なども巻爪になりやすく注意が必要です。
更に、女性が良く履くハイヒールも足の先を締め付け、爪に圧を与える為に巻爪の原因なります。靴のサイズがあっていない可能性があります。靴を購入する時はきちんとサイズがあった物を購入しましょう。
爪は丸くなる性質があり、きちんとした歩行では爪は真っすぐ伸びていく性質をもっています。歩き方も非常に大切です。
爪切りの注意点

足の爪を切る時は切り過ぎないようにしてください。ほんの少し1mm程度の白い所を残す。
爪の先端を平らになるようにし、爪の両端の角はほんの少し整えるようにし、角がないようにてください。
爪切りは1ヶ月に1度程度にし、頻繁に切ると深爪の原因になるので、注意が必要です。歩き方は正しい姿勢で歩くことが大切です。
正しい歩き方
- つま先が前に向くように真っすぐ足を出す
- かかとから地面に下し、重心は足裏全体にかける
- 上半身が前に出るようにし、小指に重心をのせ反対側の足が床につく時には重心は親指側のところに移動する
- 次に親指をしっかり押し出しだす
日ごろから巻爪にならない為の生活を心がけてください。歩き方の癖などある方は改善する努力が大切です。
それで巻爪になってしまったら

ご自身で巻爪を治す方法として、市販の巻爪を治すアイテムなどがあります。バネなどの力で爪をひっぱる物や、痛みが少ない場合などはテーピングなどがあります。
食い込んで足の指の反対側に引っ張ることで爪の食い込みを軽減するものです。
症状の軽いうちに行うことをおすすめします。
ご自身で治療をしても巻爪が改善されない場合や、痛みなどが治らない時などは専門の医療機関を受診してください。
少し時間がかかるかもしれませんが、根気強く治すことをおすすめします。