爪は何で出来ているの?
爪はどのような役割があるの?
爪は体の一部です。身近な身体の部分ではありますが、爪について学んだ事のある方はネイリストや皮膚科のお医者以外あまり多くないと思います。指先の外的障害から守る重要な働きなど身体の小さな一部ですが重要な役割をしています。
日ごろ何気なく使っている爪ですが、指先で物を掴んだり、触れたり、力を入れたり。ただ指先を保護しているだけではなく、骨がない指先の部分に力を入れる役割もしています。
また、足の爪は身体を支える役割もある為、爪があることで歩行が可能になっています。歩く時は足を上げて歩みを進めますが、この足を上げるとき必ず地面を蹴り上げ歩みを進めますが、必ず指先のつま先の爪のある部分で地面を蹴っています。爪がなけれな地面を蹴ることもできず、その反動から来た地面からの力を受け止めることも爪がなければできません。
爪は身体部位の中でもとても小さなパーツなので、このような役割があることに驚くことと思いますが、私たち人間や動物にとって非常に重要な身体の一部になっています。

爪の構造
爪は皮膚の一部ですが、カルシウムで出来ていると思っている方がいらっしゃいます。爪は髪の毛や皮膚と同じケラチン(アミノ酸)というタンパク質の一種で構成されています。また、爪自体生きている為、呼吸していると思われマニキュアなどは呼吸している爪に塗る為、良くないものと思われている方もいらっしゃいますが、爪、髪の毛などはすべえて角化したもので死んだ細胞です。 皮膚と同様に構成されている物質は同じですが、皮膚とは違い角質となり硬く構成されています。
死んだ細胞という表現はインパクトがありますが、私たちのお肌のようにケガをしたら新しく細胞分裂をして修復などもすることはありません。
では、死んだ細胞を強化することはできないのではないの?爪のトラブルは治すことが難しいのではないか?と思われると思うので、これはまた次の機会にお話しします。
爪のそれぞれの名称

①半月(ハーフムーン)
爪の根本にある白い部分のことです半月のように見えることからハーフムーンと呼ばれています。まだ完全に角質化されていない水分を多く含んでいるため白く見えます。
②爪廊(そうかくネイルウォール)
爪の形を形成している部分、皮膚と同じように新陳代謝をしています 。
③爪上皮(エポニキューム)
甘皮(キューテイクル)と呼ばれる部分をいいます。
爪半月にかかり、健康な爪上皮は水分があり弾力があり爪を保護します。
④爪下皮(ハイボニキューム)
爪先の裏側についている皮膚、爪甲を守っています。
⑤爪根(ネイルルート)
爪の根本のことです、爪のスタートはここから伸びて行きます。
⑥爪床(ネイルベッド)
皮下組織の一部、爪を支えている皮膚ですが爪にとって、とても大事な栄養を補っています血管なども通い近くには神経など通っています。
⑦爪母(ネイルマトリクス)
ここから爪は生まれ、新しい爪の誕生です 。
⑧黄線(イエローライン)
爪甲と爪先の境目にある薄い黄色の線です 。
⑨爪溝(ネイルグルーブ)
爪甲があった部位の根元と両側縁に溝が見られます。爪を支える溝で爪の通りみちとも言われます。
⑩爪先(フリーエッジ)
爪が伸び爪床からでて白く見える部分、人が一般的に爪を切ったりする部分です。
⑪爪甲(ネイルプレート)
爪床に乗っている部分を指し、一般的に爪と呼ばれる部分を指しています。この爪甲は根本の部分から少しずつ先端に向かって伸びていきます。
Nailpharmacyネイルファーマシー 編集部