爪が少しでも伸びていることが苦手な人は、少しでも爪が伸びると短く切りたくなってしまう方のお話しを聞きますが、どんどん爪を短く切ってしまうために、深爪になっていることがあります。

深爪とは指先の皮膚の爪床の部分まで爪を切ってしまっている事を言います。また、爪には先端の白くなっている所とピンク色の部分がありますが、ピンク色の所まで切ってしまうことを指します。

指先、爪の回りは毛細血管が集積している場所のため、外傷や感染に弱く化膿しやすくなります。深爪を続けていると健康や生活をする上での問題が起きる原因とともに、短い爪の場合は物がつかみずらくなったり、指先に力が入らないため指先を使う仕事がやりずらかったりなどの障害が現れたりします。

深爪の原因は様々ですが、ストレスがあるためや爪の嚙み癖があったり、仕事をする上で爪を短く切らなければならず、知らず知らずのうちに深爪になるといった原因もあります。爪を短くすることに慣れて短くないと生活がしづらい人などもいます。

また爪の噛み癖など何年も爪を噛んでいるため、深爪になりすぎて爪の回りの皮膚が盛り上がり皮膚の中に爪があるような人なども見られます。

爪を噛む原因は主に精神的なストレスによるものと言われていますが、爪を噛む癖が何年も継続している場合は自然に身についてしまった癖となっていることあります。

咬爪症（こうそうしょう）爪を噛む癖

爪の噛み癖がある多くの人に見らますが、爪を噛んだあとなど爪の表面がガタガタ、ギザギザになり爪の表面に凹凸が現れボコボコしていることをいいます。

さらに爪の回りや甘皮部分が乾燥し、ささくれが出来たり爪の周辺や回りがボロボロになってきます。

爪を噛み続けると爪がだんだん小さくなり、変形し見た目も悪くなります。変形が強くなった場合には噛むのをやめてもキレイな爪には戻らない場合もあるといわれています。咬爪症は爪や歯が変形したり擦り減っていくのが特徴といわれ、傷口から殺菌が入り化膿することもあります。

咬爪症の治療について

治療については、色々の方法がありますが、皮膚科やネイルサロンなどに行き、ジェルネイルやアクリル樹脂（スカルプチャー）などの人口爪を一時的につけることをおすすめします。自爪に人口爪を付けることで爪に厚みが出来て噛みずらくなり噛むことを止めるため、治癒に繋がります。

ジェルネイルなどは継続的に付け替える必要がありますが、深爪をきちんと治る期間は半年から1年前後と言われています。治るまでは継続して付け替える必要があります。

また爪切りは多くの人がクリップタイプ（刃の形状が内側にカーブしている物で一般的な爪切り）の爪切り使っていますが、爪を真っすぐ、平たく切ってしまうために、爪に負担がかかります。そのためニッパーや爪切り専用のハサミなどを使うことにより爪への負担が軽減されます。爪の白い部分はⅠ～２mm程度残してください。少しずつ切ることで深爪を防ぐことができます。

切り終わったら目の細かいヤスリを使い、切ったところにヤスリをかけて整え、切りっぱなしにしないことが大切です。

必ず白い部分１～２mm残すように切るように心がけるようにしましょう。白い部分を残すように爪を切りことで次第にキレイな爪の形になってきます。

最後にクリームやオイルで保湿することが大切です。爪は乾燥することによりダメージを受けやすい為、寝る前などに甘皮回りにキューティクルオイルや美容液などでしっかり保湿を行うように心がけて下さい。